Windows10でウイルス対策ソフト・セキュリーソフトは必要か?

セキュリティ性能で選ぶ

 

 

今度は「セキュリティ性能」での選出です。当然ですが、セキュリティ性能はセキュリティソフトの基本です。

 

では、セキュリティ性能とは何を指しているのでしょうか?現実的にみると、ウイルス検出力もそうですが、それだけではなく、ファイアウォール防御率、フィッシング詐欺対策の能力などとなるでしょう。いわゆる「総合セキュリティ性能」ということです。パソコンにとって脅威はウイルスだけではありません。

 

そこで1位になるのは「カスペルスキー」です。カスペルスキーはバツグンのセキュリティ性能を誇っており、全方位でセキュリティ性能が高いのです。未知ウイルスを含むウイルス検出率が高く、更にはファイアウォール、フィッシング詐欺のブロック率なども全て優秀です。

 

また、脆弱性対策、WiFiの盗聴対策などもできています。こうした「プラスアルファ」の部分まで対策出来るのは、現状ではカスペルスキーだけです。ただし、動作が若干重いので誰にでも勧められるソフトとは言えません。操作画面も分かりづらいので初心者には向いていません。

 

2位は「PC Matic」です。これは未知ウイルスと脆弱性対策が高い評価を得ています。「Virus Bulletin」のテストでは、カスペルスキー、ESETを抑えて最も高いウイルス検出率とされています。ポイントは「ホワイトリスト方式」で、これは信頼できるプログラムだけに実行を許可する仕組みです。ウイルス感染などの攻撃のきっかけとなる脆弱性対策も、自動で更新プログラムを検知・アップデートする仕組みで対策しています。

 

3位は「ハミングヘッズ」で、これは上級者にお勧めのソフトです。従来のセキュリティソフトと仕組みが全く異なる点がポイントです。ハミングヘッズでは、PCのAPIを監視し、PC内の動きを全て監視しています。何か動きがあった時に、それを許可するかどうかをユーザーに確認するので、ウイルスや不正アクセスを全て対策できます。ただし、動きを許可するかどうかの判断が上級者でないと無理なので、そこが万人向けではないということにもなります。